FXとは、ひとことで言うと「世界規模の両替投資」です。
両替とは？というと
例えばアメリカに旅行に行くときに日本円をアメリカのドルに交換しますよね。
その交換が両替です。
ニュースで「1ドル100円」とか、「今日は1ドル105円でした」とか、ありますけど、両替する時に100円で1ドルに交換してもらえるか、105円で1ドルに交換してもらえるかって話です。
アメリカに旅行に行くときに10万円くらいは持っていくとします。
10万円でアメリカドルはいくらになるのか計算してみると？
「1ドル100円」の時 100,000円÷100円/ドル＝1,000ドル → 1,000ドル
「1ドル105円」の時 100,000円÷105円/ドル＝952.380…ドル →約952ドル
え！？同じ10万円なのに、1ドル100円の時に両替したら、1ドル105円の時に両替するよりも、48ドルも多くもらえるの！？お得！！48ドルといったらお夕飯1回くらいは食べられますよね。
そうなんです。その両替する時の「差」で稼ぐのがFXなんです！
通貨の変動で稼ぐってどうするの？
両替するときの通貨の変動で稼げるらしいとわかってもどうすればすればいいの？ということなんですが、為替レート（上で書いてる1ドル＝100円等のお値段）は買い手と売り手の需給バランスによって随時変動しています。なので、安い時に通貨を買って、高い時に売れば為替差益がでるので、それが儲けになります。逆に買値より安いときに通貨を売ると為替差損となってしまいます。
両替するんでしょ？安い時に買って、高い時に売るってどういう意味ですか？
2種類の通貨を「通貨ペア」と言います。
日本円とアメリカドルのペアでいうと、日本円をアメリカドルに両替することを「アメリカドルを買う」、アメリカドルを日本円に両替することを「アメリカドルを売る」といいます。
円高と円安
円の価値が高い時を円高、円の価値が安い時が円安、です。
為替レートといいます。
上の、アメリカに旅行に行くときの例で考えると、1ドル105円の時より1ドル100円の時の方が多くのアメリカドルに交換できましたよね。円の価値が高い→「円が高い」→「円高」ってことですね。
2022年の七十七銀行の「米ドル対円相場（仲値）一覧表」で1ドルいくらかを見ると、
1月1日には115.02円だったのが、4月には122.20円になり、8月1日にはなんと、132.91円！！円の価値がどんどん下がってて、2022年8月1日には、1ドルを買う（アメリカドルに両替する）のに、132円91銭もかかるってことです。
円高と円安はなんとなくわかりましたけど、それはFXをするときに、いいことなんですか？悪いことなんですか？
FXは、円高の時も円安の時も利益を狙えるんですよ。
2022年の1月に、10万円分をUSドルに両替する（USドルを買う）と、1ドル115.02円だったから869.41USドルになるのですが、8月にそのドルを日本円に戻す（USドルを売る）と1ドル135.74円なので118,013円になるんです。
10万円を売り買いして18,013円の利益
1ドルにつき、135.74円ー115.02円＝20.72円の利益です。
これは、1月から8月にかけて、ドルの価値があがっている（円安ドル高）からですね。
ドルの価値が安い時に買ってドルの価値が高い時に売ると利益がでるのです。これが円安になっていく時に狙える利益ですね。
『ドルを買う＝日本円をドルに両替する』
『ドルを売る＝アメリカドルを日本円に両替する』でしたよね
そうです。ものを買って売るわけではなく、お金を両替するだけなのですし、ドルをもっていなくてもいいのです。
『売る＝アメリカドルを日本円に両替する』から、取引をすることもできるんです。
なので、円高でも利益が狙えますよ。
2022年8月には1ドル135.74円とかなり円安になってますが、2022年12月に1ドル110円くらいになるとしますよね。円の価値が高くなり、円高に向かっているということです。
上記の例で869.41USドルを日本円に両替して（ドルを売る）10万円持っていたとします。それを12月に1ドル110円でUSドルに両替（ドルを買う）と、909.09USドルになります。その差額39.68USドルが利益です。
価格が上がっても下がっても利益を狙えるってことなんですね！
すごいですね～♪
